整理ist 佐藤亮介という方のメールセミナー(メールマガジンのこと)を購読してまして、デッドスペースの話がありました。
デッドスペース(Dead Space)を直訳すれば、「死んだ空間」となるわけですが、そういう意味ではなくて、「有効活用されていない空間」ですね。
しかし、少しでも空間が空いていれば、そこに何かしら突っ込むというのは、デッドスペースを有効活用しているとは言えない、という旨の内容です。
そもそも、タンスの引き出しやキャビネットに8割くらい入っていて、残り2割を埋めるために、さらにギュウギュウに詰め込んでいては、取り出すのが面倒になって、今度はそこが死蔵してしまうことになりかねませんよね?
この話を読んでいて、「人生もそんな感じなのかもしれない」と思いました。人生と書くと大袈裟なので、あえて言うなら「日常生活」と直します。
日常生活でも、毎日予定をギュウギュウに詰め込んでいたら、週末に差し掛かる前に週の真ん中の水曜日で疲れてきます。
もっと言えば、1日の中に仕事もプライベートも含めて、「やらなきゃいけないこと」が増えすぎて来ると、やらないといけないという気持ちに急かされて、結局どれもこれも中途半端になってしまったという経験がありませんか?
自分自身もこれに悩まされました(今でもよく悩まされますけど…)。
もし仮に『ドラゴンボール』の界王拳を会得したとしても、2倍、3倍のスピードで物事をこなせるようになったら、それはそれでさらに「やらなきゃいけないこと」を増やしいくに違いありません。
暴言吐いてしまいますが、普段の生活で時間に追われている人の部屋は、きちんと整理整頓されていないと思います。
ToDoリストの項目を増やして、時間に追われて生活してると、当然忘れ物も増えてきます。とにかく「考えるための時間」というのが欠如していくのですから。
この悪循環から抜け出すためには、いまの自分のToDoリストの項目を一気に5〜8割まで減らすことです。そうして浮いた時間を考えることに当てたり、あえて何もしないことです。
フルパワーで1日を駆け抜けるのもカッコイイと思いますが、フルパワーというのは最大のピンチのときに取っておくものです。『ドラゴンボール』の孫悟空だって、戦いの初っ端からフルパワーで戦ったりしませんよね。それで相手の出方を見て、パワーを温存してるわけです。
自分自身、このことは肝に命じておきたいものです。
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それでは、またお会いしましょう。