仏教における三毒のお話(その一)

投稿者: | 2015年4月28日

たまには染物とは何の関係もない話をするのもいいかな〜と思って、今日は書いてみます。説教くさいですが、最後までお付き合いくださいw

突然ですが、仏教における克服すべき3つの煩悩というものがあります(きっとご存知の方もいらっしゃるでしょう)。

その3つの煩悩というのは「心の三毒」とも呼ばれることがあり、それぞれ「貪りの心」「怒りの心」「愚痴」という構成をしています。

■「貪りの心」とは貪欲さ

人間誰しも必ず欲というものはあります。

けれども、欲に身を任せてとにかく何でも欲しいものは片っ端から手に入れていく、という状態になってしまっては、身を滅ぼす以外に道はないと思います。

欲があるのは決して悪いことではないと思います。ただし、何事も過ぎたるは及ばざるがごとしです。

自分のまわりのことを見えなくなるほど、欲に突き動かされてしまっては、必ず痛いしっぺ返しを食らうことになります。

■ 利他の心を持とう

自分自身、やっぱり欲しいものは欲しいです。

4月24日に発売が開始されたばかりのApple Watch、Apple信者としては欲しいところですが、ここは静観の構えですw

別にウェアラブルデバイスが云々とかいうわけではなく、ただ単にキャッシュの問題です…(-。-;

また、企業として袢天や暖簾、神社のぼりなどをお客さまに提供させていただいて、お金をいただいていますので、「信用」が大事です。

ここでもし金儲けに走り、暴利を貪ってしまうと、長い年月を培って築き上げてきた、お客さまからの信頼を失うことになってしまいます。もちろん、そういうことが起きないようにしています。

自分のことだけしか考えていない人に、魅力は感じませんよね。

自分のことも大事にしつつ、まわりの人のこともちゃんと気遣える人。そういう人って素晴らしいです。そういう人はまずまわりが放っておかない。利他の心を持っている人には、自然と支援者がまわりに集まってきます。

■自分の心に問いかけてみよう

1日に1度でいいので、自分自身に問いかけてみるのがいいと思います。

「いま、自分の心はちゃんとまわりの人に向かっているだろうか?利己の心に囚われていないだろうか?」

そんな感じで1分でも自分に問いかける時間を持つと、人生変わってくると思いますよ。

 

次回は「怒りの心」について書きますね。

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