ようこそ岡山の法被と神社のぼりの製造元、やなわけ染色のブログへ
今日は1日中ずっと雨でしたね。
雨の降る日は湿気が多くなってしまうので、染めには気を使いますね💧
2021年10月25日のお仕事は、
- 学校の部活旗の染め
- 小学校で使用する法被の衿の染め
- 神社の参道用のぼりの型作成
- 神社のぼりの校正用図案作成
などなど。
今日はちょっと自分の話を書いてみようと思います。
やなわけ染色自体は、その前身である「やなわけ染物店」から数えると、60年を越える社歴があるのです。祖父が築いて、父が発展させ、今、自分がその後を受け継いでいる(母と二人三脚みたいな感じですが)わけですが、ところです。
祖父の時代にも、父の時代にもなかったもの。
それはこのインターネットというインフラです。
もっとも、父がまだ存命だった頃には、すでにインターネットは存在していましたが、その時から比べると、今のインターネットを通してできることは、180度変わったといっても過言ではないと思います。
一昨年からのコロナ禍により、さらにそれは加速されたと思います。
話を自分のことに戻すと、僕自身は元々この印染または染物という仕事をする予定は、人生設計の中に一切なくて、全く別のことを仕事にしてました。さらには、その仕事とも違う仕事をするために、そのための勉強をしていました。
ところが、(よくある話ではありますが)父が病気で倒れてしまったので、限定的ではありましたが、家の仕事(染物屋)を手伝うことになりました。
当時は数ヶ月もすれば、父が回復して自分はお役御免ということになるだろうと思っていたら、むしろ、父がそのまま病気から回復するどころか、四肢の力も視力も落ちてきてしまったので、そのまま家業をすることにスライドしてしまったわけです。
まぁ、本当によくある話だと思います。
そこから10年以上が経っていますが、毎日同じことを繰り返しやっていても、
「あ、ここはこうした方が良さそうだな」とか、
「これはこういう意味があったのか」など、
僕の理解が遅いからなのでしょうけど、発見することや改善した方がいいことなどを毎日見つけます。
別の言い方をすれば、まだまだ技術を伸ばせる伸び代があるわけだし、やなわけ染色を発展させる場所はそこらじゅうにあるのだな、ということです。
先日も顔料捺染のことで悩んでいて、馴染みの営業さんに「なんか良い方法ないですかね…😓」と話していた時のことです。話をしていたら、なんとなくその解法が分かって、無事に解決できたわけです。
自分ではなんとなく、こうしたら良いのかな〜と考えてはいたのですが、その方向性で合っているのか気になっていたんです。ついつい、自分が思うやり方よりも、もっとベターな、もっとスマートなやり方があるはずと期待してしまいます。
こんなとき、父がいたらあれこれ聞けるのに、それができないというのは本当に辛いものです。
僕が今やっているのは、技術や知識の再構築であり、今という時代に合わせた会社づくり(になっているといいのだけど)だと考えています。
時代はまだこれからどんどん変化し続けていくでしょうから、それに合わせて自分自身も会社も人も対応し続けて行くことを求められます。その中で「〇〇だったら、やなわけ染色」と呼ばれる存在になっていきたいと思っています。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それではまたお会いしましょう。
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