ようこそ岡山の法被と神社のぼりの製造元、やなわけ染色のブログへ
今週納めた仕事の内容の振り返りを少々。
- 佐賀県のお客さまから受けた法被(はっぴ)を納品。
- 佐賀県のとある企業の社旗を納品。
- 九州のとある市の旗を納品。
- 西日本にはないレストランチェーン店ののれんを立て続けに納品(納期がなくて焦った😓)
- このレストランチェーン店ののれんの依頼が続いているので、使用する生地を追加注文。
- 地元岡山の飲食店ののれんを防炎加工して納品。
- 岡山のお客さまから依頼された神社のぼりを染めて納品。
- 地元のお客さまから神社のぼりの依頼を受けて、まずは校正用データを作成中。。。
などなど。
今年は令和元年
今年は令和元年ということからか、神社のぼりや奉納幕を新調される話がやっぱり多い。
「元年」と付けられるのは、本当にその元号の最初の年だけしかないわけだから、ある意味、スペシャルな年なんですね。
だから、今年の4月の「令和」の発表があってから、結構な数の「令和元年」の文字を染めましたよ。なんでも最初というのは、やはりそれだけで特別なんですよね。
次の半世紀を目指す神社のぼり
秋祭りがまだこれからという地域もあるので、神社のぼりの依頼は当然あります。
今回受けた神社のぼりのうちの1つは、前回作られたのはおよそ50年前くらいらしく、半世紀の仕事を終えての刷新だそうです。一つののぼりで半世紀と聞くと、「よく頑張られましたね」の感嘆の言葉しか出てきません。
自分自身、まだ半世紀も生きてないわけですから、約50年もの間、その地域の祭りの象徴としてのぼりは存在し続けていたわけですよ。
50年はちょっと長すぎるような気もしますが、それだけその地域の人々から愛されていた神社のぼりだったんじゃないかな、と思います。
今回、うちがその後を継がせていただく神社のぼりを作るわけですが、次の50年まで使っていただける気持ちで作らせていただきます。
次の担い手が必要
私たちは神社のぼりや奉納幕を作らせていただきますが、その地域の祭りを守り続けるのは、その地域の方々です。
深刻な話ですが、地方の田舎からは若い人たちはどんどんいなくなり、その地域に残るのは高齢の方たちばかりです。ただでさえ、日本は人口減少に進んでいるのだから、地方の田舎から若い人がいなくなってしまうのは仕方のないことだと思います。
しかし、その土地だからこその祭りがあるはずです。
どういう形であれ、祭りという文化を次の世代に引き継ぎできず、自然淘汰されていく地域はどんどん増えていくでしょう。
そんな声をたまに聞くと、自分たちはのぼりや幕を納める以外に、いったい何ができるのだろう?と自問します。文化として残していくアイデアが必要になってきますね。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それではまたお会いしましょう。