ようこそ、祭りのための法被と神社のぼりの染め元、やなわけ染色のブログへ
本拠地は夏の気温が日本一になったことのある岡山県高梁市。
今日の気温は34℃まで上がりました。
先日から秋祭りに向けての法被を染めています。
今日の法被は南大阪でのお祭りに使うもの。
法被のデザインは比較的シンプルなもの。黒地で背紋や腰柄、衿文字が白抜きになっています。
その他には、同じように黒地で背紋と腰柄、衿文字が白抜きなのは同じだけど、背紋と腰柄の一部に赤を挿している法被を染めました。
(守秘義務があるので、残念ながら写真を掲載できません涙)
実はこれらの法被、毎年リピートの来るお仕事なのです。
毎年だいたい同じくらいの枚数で、デザインもいっしょ。衿文字が多少変わるくらいです。
だから、版下データも去年と同じで、染料の調色も例年通りで進められます。それでも、やはり注意しないといけないのは、その日の気候。特に湿度など染めに影響してきます。現場で調色をしてくれているスタッフが、その日のコンディションに合わせて染料のりを調整してくれているのには、本当に頭が下がります。
さて、リピートの来る法被というのは、その祭りが活気があるということの証だと思います。
リピートものの法被は年間で結構染めていますが、前回染めたのが6年前だったり、3年前だったり…というものもあります。実は、今回6年ぶりの法被来ています!
しかし、6年も経っていると、「これは○○年にやった仕事だ」と明確に思い出せず、
「なんだかこれは見たことがあるような気がするなぁ。。。たぶん、前にやったことあるんじゃないか?」
とぼんやりした記憶で、過去の注文書を遡って見て、「あった、あった、やっぱりそうだった(ほっ」となるわけです。
以前は紙ベースで注文書の履歴を残していたわけですけど、10年ほど前から注文書の履歴は全てPDFで管理するようになって、過去の仕事を調べるのがずいぶんと楽になりました。時代に合わせてバックヤードも進化させるのは、とても大事ですね。
それではまたお会いしましょう。