小さな会社の社長の戦い方とは
以前から気になっていた本を先日アマゾンで買いまして、一気に読み上げてしまいました。
「小さな会社の〜」と書いてあるところが肝ですよね。
大企業の社長が手に取るような本ではないです。わざわざ「小さな会社の〜」と書いてあるわけですから。
僕自身、多読家だとは思いますが、速読家ではないと断言できます。
そんな自分がこの本を丸一冊読むのに数時間で読んでしまったのだから、文章はとても読みやすく、文字は小さくないです。
小さい会社の社長は読むべき
ここではあえて本の内容は詳しくは書きません。
しかし、あなたが小さな会社の経営者であれば、読んで損はないと思います。特に、僕のような「ひょんなことから親の会社の後を継ぐことになった」という経歴がある後継者の方には推しです。
この本に書かれている「成功する人がもっている資質」を6つあげると、以下のようなものになっています。
- 自分を律することができる
- 決断が速い
- 単独行動をする
- 裏表がない
- 何が本質なのかわかる人
- 耳の痛いことを言う社員を許容できる人
1から4までは毎日に心掛けと習慣で、どうにかなりそうな気がするのですが、5番目の「何が本質なのかわかる人」になるには、なかなかハードルが高そうです。本質を見抜くには、それなりの経験値も知識も必要です。物事を見るときに俯瞰する癖をつけたほうがいいのかもしれません。
社長にダメ出しできる人を雇えるか?
そして、6番目の「耳の痛いことを言う社員を許容できる人」ということで、真っ先に色々とお世話になっている社長さんの顔が浮かびました。
その方は「社長にダメ出しできる人じゃないと採用しない!」と断言されています。
理由は太鼓持ちの社員ばっかりだと、社長が間違ったことをやろうとしてるのに、誰も社長にダメ出ししないから会社が傾くことになるからです。
中には天才的なひらめきでもって、事業を成功に導いていく経営者の方もいらっしゃると思います。しかし、小さな会社の経営者には、やはりダメ出ししてくれる冷静な社員が必要だと思います。
それと同時に、そのダメ出しを許容できるハートを経営者がちゃんと持つこと。
社長の役割は「場」をつくること
社長は会社の中で決して偉い存在ではないと思います。
偉いのは毎日現場で働いている社員さんたちです。彼ら彼女らなくして、会社の成功はないわけですから。
社長の役目はそういった現場で一所懸命に働いてくれている社員さんたちが、より良い環境で働ける場を提供していくことだと思います。
今日も捺染や縫製の現場で働いてくれているスタッフのみんなに感謝です。