すっかり朝晩が涼しくなり(というか寒い?)、
「秋になったなぁ〜」
と感じる今日この頃です。
10月も終盤に差し掛かり、全国的にもお祭りのピークは通過したように思います。
やなわけ染色でも法被(はっぴ)の繁忙期がやっと過ぎたところです。
法被の繁忙期は本当に寝ても覚めても、「法被」「ハッピ」「袢天」といったところです。
お祭りが終わり、来年まで法被も出番がないかな〜となると、当然洗濯しますよね?
普通に洗濯機で洗われても構わないとは思いますが、『反応染料』で染めてある法被に関してはひとつ注意を。
昨今、いろんな洗濯用洗剤がありますが、「漂白剤入り」というのは避けてください。
反応染料は塩素系の漂白剤(いわゆるハ○ターとかです)に弱いので、少量でも色がどんどん抜けていくことになります。
なので、一般的な洗濯用洗剤で、欲を言えば「蛍光剤の入ってないもの」を選んでください。
洗い終わったら、風通しの良いところで陰干しで。ここ、すごく重要です。もう一度書きます。
『洗い終わったら陰干しです』
「日が当たる方が早く乾くのでは?」と思われがちですが、そんなことはありません。
日陰で風通しが良い場所で乾かす方が、一般的に衣類のコンディションを保つことができます。日当たりが良い場所だと、あれよあれよという間に、紫外線によって衣類の色が剥げていってしまいます。おまけに生地も同時に痛みます。
法被に限ったことではありませんが、洗濯物を干す時の理想は
「風通しの良い場所で陰干し」です。
上の写真は8メートルの懸垂幕の仕事をした時のものです。
ちなみに、こちらは屋外に長期間出されているものなので、法被を染める方法とは全く別のやり方で染めています。