法被のお手入れはシンプルに

投稿者: | 2015年10月28日

すっかり朝晩が涼しくなり(というか寒い?)、

「秋になったなぁ〜」

と感じる今日この頃です。

 

10月も終盤に差し掛かり、全国的にもお祭りのピークは通過したように思います。

やなわけ染色でも法被(はっぴ)の繁忙期がやっと過ぎたところです。

法被の繁忙期は本当に寝ても覚めても、「法被」「ハッピ」「袢天」といったところです。

 

お祭りが終わり、来年まで法被も出番がないかな〜となると、当然洗濯しますよね?

普通に洗濯機で洗われても構わないとは思いますが、『反応染料』で染めてある法被に関してはひとつ注意を。

 

昨今、いろんな洗濯用洗剤がありますが、「漂白剤入り」というのは避けてください。

反応染料は塩素系の漂白剤(いわゆるハ○ターとかです)に弱いので、少量でも色がどんどん抜けていくことになります。

 

なので、一般的な洗濯用洗剤で、欲を言えば「蛍光剤の入ってないもの」を選んでください。

洗い終わったら、風通しの良いところで陰干しで。ここ、すごく重要です。もう一度書きます。

『洗い終わったら陰干しです』

 

「日が当たる方が早く乾くのでは?」と思われがちですが、そんなことはありません。

日陰で風通しが良い場所で乾かす方が、一般的に衣類のコンディションを保つことができます。日当たりが良い場所だと、あれよあれよという間に、紫外線によって衣類の色が剥げていってしまいます。おまけに生地も同時に痛みます。

 

法被に限ったことではありませんが、洗濯物を干す時の理想は

風通しの良い場所で陰干し」です。

 

上の写真は8メートルの懸垂幕の仕事をした時のものです。

ちなみに、こちらは屋外に長期間出されているものなので、法被を染める方法とは全く別のやり方で染めています。

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