弱者であるベンチャー企業が生き残る唯一の方法は「小さい市場」を独占するしかない。
PayPalの創業者でFacebookなどのベンチャー企業への投資家としても知られるピーター・ティール氏の言葉です。
「ベンチャー企業」とありますが、別にこれが中小零細企業だって同じこと。
突き詰めて言えば、その市場でのNo. 1以外は弱者だから、No. 1がいないところで圧倒的なシェアを取るのが弱者の戦略。
聞くところによると、あの超巨大企業のソフトバンクの孫正義氏でも、創業仕立てのころは吹けば飛ぶような小さい企業でしたから、起業してからの半年間は戦略を練りに練ったそうです(社長が全く営業に出ないので、社員は「大丈夫か、この会社…(-。-;」と焦っていたそうです)
自分自身もそうですが、小さい会社というのはお金もなければ、十分な設備もありません。ましてや、人手だって全然足りません。
だからこそ、その限られたお金、設備、人で戦っても「必ず勝てる」戦(いくさ)をしなければなりません。勝てない勝負をしても、疲弊してしまうだけです。
じゃあ、何を私たちはすればいいのか?
「ここ(これ)なら勝てる!」という市場を見つけ出し、そこで圧倒的に勝利する戦略を立てるんです。
そのためにはまず、自社のいる業界がどういうことになっているかを知ることが大事です。箇条書きにして書き出してみるといいですよ。