前回は、交通標識は意識して見るのに、「大売出し」や「味自慢ラーメン」、「好評分譲中」の幟は自然と目に入ってくるのはなんで?ということでした。
これは人間が動物であることを考えると、幟はとても理にかなったアイキャッチだということがわかります。
動物は狩りにおいても、身を守る際にしても、動くものに対して敏感です。
動物というのは、動いているものを自然と目で追う習性があります。
釣りをされる方ならば、ルアーというものがどういう働きをしているかわかると思います。
魚は動いているルアーを餌だと思い込んで、そこに食らいつくわけです。同じルアーでも動かないものに対しては反応しません。
草むらの中でガサッと草が動いたとき、「そこに何かいる!」と気がつきますよね。そして、何かが迫ってきているのに、それに対して何か対処しないというのは自然界においては致命的です。
あらゆるものが静止してるように見える中で、動いているものがあるというのは、動物として反応せずにはいられないんです。
だから、お客さんをどんどん呼び込みたいお店は幟を立てている、ということなのです。
しかし、どんな幟でもいいのかというと、そんなことはありません。効果が出る幟には特徴があるんです。
それはまた次回の更新でお話ししますね。