暖簾だけでも売上は変わる!?(4)

前回から少し間が空いてしまいましたが、Oさんとの打ち合わせで暖簾の製作が始まりました。

いきなり染め始めるのではなく、「これで進めていいですか?」の確認のためのデザイン校正をします。コンピュータで暖簾のできあがり図を作成し、それをお客さまに確認していただく作業があります。

デザイン校正はメール、FAX、郵送のいずれかで確認していただきます。Oさんの暖簾もコンピュータで作成して紙に出力したものを郵便で送り、Oさんにできあがりの図を確認していただきました。このときにサイズや文字・紋(ロゴ)などの配置だけでなく、色の確認もしていただきます。

Oさんから校了(=校正がOKのこと)をいただいて、染めに取り掛かります。Oさんに確認していただいた図案はあくまでも仕上がり図なので、実際に染めをするときには、また違った図になります。縫製のための縫い代を含みますし、(暖簾は横に繋いであるものですが)染めのときは縦に並べて染めていきます。

染めが終わると縫製になります。 基本的には直線縫いがほとんどなので、技術的にはミシンがけは難しくないように思えますが、美しい仕立てというのは決して簡単なものではありません。私たちの仕事内容に限らず、素晴らしい技術を持った人の仕事風景は、とても簡単な仕事をしているように見せかけます。でも、実際にやってみると、決して易しくない。ただ「簡単に見えている」だけなのです。

street singer

完成した暖簾をOさんのもとに届けて、数ヶ月した後に仕事とは別でお酒を買いに寄ったところ、思いもよらないことをOさんの口から聞きました。

その話はまた次回に。

ひとつの暖簾の染めから縫製までにおおよそ14日間前後をいつもいただいております。もちろん、14日間よりもかなり早く仕上がることもあります。

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