ようこそ岡山の法被と神社のぼりの製造元、やなわけ染色のブログへ
2021年4月10日のお仕事は、
- 黄蘗色(きはだいろ)ののれんの染め
- 販促用のぼりのプリント
- 来週に染める法被の色合わせ
- 販促用のぼりのデータ作成、など
でした。
今回作成した販促用ののぼりは、九州に出荷するものになります。
ここには載せられませんが、のぼりのデザインを2パターン作って、自分だったらこっちの方がいいかなと思ったものがボツとなりました…orz
個人的には、そっちの方が文字が読みやすく、視覚に訴えやすいと思ったのですが、最後のお客さま(間に1件お店が入っています)は、違う方を選ばれました。「こっちの方がいいですよ!」と直接言えないので、お客さまの要望通りに製作を進めました。
もっとも、「絶対にこっちがいい!」と推すことはしませんが、
「お客さまの求めるものを追求すると、こういうレイアウトになります」
という提案の仕方はしますが、最終決定はあくまでもお客さまなので、自分の主張をゴリ押ししたりはしません(キッパリ
そして、黄檗色。
日本語の色の表現って、ほんと素敵だと思います。
黄蘗(きはだ)とは、ミカン科のキハダの黄色い樹皮の煎汁で染めた明るい黄色のことで、奈良時代にもその名が見られる古い色名です。
伝統色のいろは-Traditional colors of Japan-
古来より日本人が自然界にある色をよく観察していることが伺えます。黄色ひとつ取ってみても、黄色には様々なものがあって、それが身近に存在している。しかも、それが奈良時代から今日まで続いているんだから、日本の伝統色をこれからも大切に引き継いでいこうと思います。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それではまたお会いしましょう。