空気の乾燥する季節だから火の扱いに注意!のれんの防炎加工について

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暦も11月に入ると、朝晩が冷えてきましたね。
でも、ちょっと昔に遡れば、11月はもっと寒かったですし、雪が降っていてもおかしくないような気候でした。

そして、気温が下がってくると空気も乾燥してくるので、この時期には火の元に気をつけないといけませんよね。

飲食店ののれんなどは、防炎加工を求められるようになってきました。
万が一、火が引火してそれが火の元になってしまってはいけないので、防炎加工を施すのです。

「防炎加工」というのは、燃えなくなるように加工を施すのではなく、あくまでも燃えにくくする加工になります。

例えば、マッチやライターなどの火種がのれんに接しても、防炎加工を施していれば、簡単に火がつくことはありません。もしのれんの生地に着火したとしても、そこから燃え広がることはなく、自然と火が消えるようになっています。

のれんを防炎加工する場合、大きく分けて2通りのやり方があります。

1つ目は、のれん生地を染めたあとに防炎加工を施します。
この場合、仕立てる前の反物の状態でも、仕立てた後ののれんの状態でも防炎加工は可能です。

1間(=約180cm)くらいの幅ののれんだったら、仕立て前の反物でも仕立てた後でも、防炎加工をするのに労力はかかりませんが、のれんの全幅が3mとかになってくると、さすがに仕立てる前の反物状態の方が望ましいですね。

そして、2つ目のやり方とは、すでに防炎加工を施してある生地を使う方法です。

ただし、これは最初の方法と違って、適切な染色方法を求められます。

本染めのやり方では、生地にいくら防炎加工が施してあろうとも、本染めの工程に水洗があるので、生地に施してある防炎加工がきれいさっぱり落ちてしまいます。

なので、水洗の工程のない染色方法になります。
わかりやすい例というと、顔料染めになります。

本染めの染料は繊維そのものを染色するので、染めたあとに余分な染料を洗い落とす必要があるのに対し、顔料は繊維の上を覆うようなイメージで染色します。だから、洗濯の工程は不要になります。

防炎加工を施したからといって、防火対策が万全というわけではありません。
やっぱり、常日頃から火の元には注意を払うことが必要です。
空気が乾燥するこれからの季節、お互いに気をつけていきましょう。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。  
それではまたお会いしましょう。

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