ようこそ岡山の法被と神社のぼりの製造元、やなわけ染色のブログへ
ご無沙汰しております。
令和最初のお盆は、皆さん、いかがお過ごしだったでしょうか?
西日本では台風がやってきて、被害の出たところもありましたよね。自然の猛威というと、被害を受けること前提になってしまうので、あえて「自然の力」と表現させていただくとして、自然の力の前に、人間ができることって本当に限られているのだな、と思います。
実は、先日の台風で、被害という被害は出なかったものの、のれんが暴風で吹き飛ばされました😢
顔料で染めたのれん(裏は白いですよ)だったので、日頃の日光に対する堅牢度は高かったのですが、さすがに台風の暴風と雨のダブルパンチで、かなりやられました。
顔料というのは摩擦に弱いので、のれんが飛ばされたときに、雨でずぶ濡れの状態で道路で擦れて、白くなった箇所が見受けられます。それに、全体的に白くなってますね。
顔料が日光堅牢度が高いとはいえ、もう5年以上かけてあるものなので、さすがに新品の濃紺のような色はありません。
しかし、その分、いい感じに色が落ちてきて、履き慣れたジーンズのような色合いになってたと思ったのですが、台風にやられるとやっぱり色が飛びますよ。
ただ、カツラギという綾織りの木綿生地を使っていたので、のれんそのものの強度は結構高かったようです。さらに、得意先から高い定評のある、やなわけ染色の縫製だからか、ひどい綻びなどは見受けられませんでした。
ひとまず、もう少し現役で頑張ってもらって、祭りのシーズンが過ぎたあたりで、のれんを新調しようと思います。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それではまたお会いしましょう。