ようこそ祭りのための法被と神社のぼりの染め元、やなわけ染色のブログへ
本拠地は日本一の山城、備中松山城のそびえる岡山県高梁市。
あなたの会社・お店の商売繁盛のために、毎日あれこれ作ってます。
本日のお仕事(昨日更新予定だったのですが、日が開けてしました(^_^;))
- 某地方自体の市旗の捺染と仕立て
- 奉納幕を仕立て〜納品
- 祭り法被のデータ作成や捺染
- 小さいサイズの神社のぼりのデータ作成 などなど
旗でも暖簾でも法被でもそうなのですが、とにかく準備が仕事の8割になります。
ここで言う準備とは、まず
- 染めの型を作成
- 染料の色合わせ
- 縫製前の裁断
などを示します。
これだけではないのですけど、やはりこの辺に時間がかかります。
経験を積み重ねていくことで、仕上がりまでの最短距離を行くことができるのですが、それでもやはり時間はかかるものなのです。
販促用の幟などでは、パソコンからデータを直接データに送って、巨大なプリンターでもって、ポリエステル生地に印刷するのが一般的になり、コストも随分と安くなりました。それでもって、フルカラー対応なので、デザインはほぼどんなものでも対応可能です。
そういったものが出てきたとき、「あ〜、ポリエステルのぼりは、これから9割9分ほとんどこっちに向かうんだろうな」と思ったものです。
その点、旗や暖簾、法被の染めは時間がかかります。
だからこそ、私たち作り手としては、一つ一つに気持ちを込めながら作っていられる。そんな気がします。
型を作って、色を合わせて、縫製して…と白い晒生地がそれぞれの段階を経て、お客さまの求める形になっていく様は、蝶の卵が幼虫、蛹を経て蝶になるのと同じようです。
手間暇をかけたものが全ていいとは限りませんが、少なくとも弊社ではしっかり気持ちを込めて作ってます。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それではまたお会いしましょう。