今日のお仕事:何のために日本人は祭りを催してきたのか?

投稿者: | 2021年4月12日

ようこそ岡山の法被と神社のぼりの製造元、やなわけ染色のブログへ

今日のお仕事は、

  • 10番天竺の法被
  • 79Aの法被
  • 天竺の神社用のぼり
  • 名入れする五月幟の文字を作成
  • 明日染める法被の型作り、など

でした。

巷では新型コロナ感染症の感染者数が右肩上がりし続けている現状ですが、こうして法被の仕事がちょこちょこと入ってきていることは、染物屋として本当にありがたいです。そして、法被の注文があるので、人々は希望をまだ持っているのだと確信しています。

古来より日本人は、雨が降らなければ雨乞いのために祭りをし、五穀豊穣を願って祭りをし、疫病が流行れば、その疫病が沈むことを願って祭りを行いました。有名どころでは、京都の祇園祭や大阪の天神祭などが、それに当たります。

暴言を承知で書かせていただけば、今こそが本来の祭りの意義を振り返り、祭りを開催するべきときなのではないかと思うのです。

もちろん、新型コロナ感染症では「三密(密集・密接・密集)」を避けなければならないので、ソーシャルディスタンスを保って、マスク着用などをして、今だからこそできる形の祭りで開催できるのではないかと思うのです。

疫病退散を願って祭りをしたからといって、コロナ禍が収まるかどうかは分かりません。
当然、そこに科学的根拠がありませんからね。
それに、祭り=飲食(特にお酒が不可欠ですよね)が必ず伴うので、そこは一考する必要があるでしょうね。
しかし、祭りを開催することで、人々の気持ちが前向きになるんじゃないかと思います。それが日本においては、とても重要な意味を持ってくるんじゃないかと思います。

コロナ禍の閉塞的な雰囲気を打破するには、これくらいの突拍子もないアイデアがあってもいいんじゃないかと思います。
無茶を承知で書いてますが、できない理由ばかりを論うよりも「どうやったら祭りができるのか?」を議論する方が夢が持てるじゃないですか。人間はそうやって進化していったのですから。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。  
それではまたお会いしましょう。

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