神社のぼりの文字から伝わる職人の迫力に感服

投稿者: | 2018年2月14日

ようこそ祭りのための法被と神社のぼりの染め元、やなわけ染色のブログへ  
本拠地は日本一の山城、備中松山城のそびえる岡山県高梁市。  
あなたの会社・お店の商売繁盛のために、毎日あれこれ作ってます。

昨年に隣の市のお客さまから問い合わせがあって、年が明けて受注になった神社のぼりの作成に取り掛かっています。  

すでにある神社のぼりの文字はそのままに。  
でも、奉納する年月日や氏子の方々の名前を変えたりする必要があるので、変更部分はこちらで文字を新しくしていきます。

img-alternative-text

私自身がこの仕事に携わるようになって、これまで何百件もの神社のぼりを作ってきましたが、見本になるのぼりがあるときは、それを作られた職人さんに敬意を払わずには入られません。

何と言っても、まず、その文字に職人さんの個性が出ているからです。神社のぼりと一言に言っても、「〇〇神社」の文字に特徴があります。

昨今では、文字に迫力というか勢いというか、そういったものがない神社のぼりも見かけるようになりました。実際に、弊社でもできあがったデータに基づいて作る際には、文字に迫力がなく、余白の多い神社のぼりになるケースも存在します。

しかし、やはり、生地サイズいっぱいに肉厚の文字で染められた神社のぼりというのは、見ていても力が伝わってきますし、立てた時にも堂々とした雰囲気が出ます。

今回のこの神社のぼりも見本から作成するので、作成した職人さんの文字に感服しつつ、お客さまに喜んでいただけるように仕上げていきます。

もっとも、この近辺で神社のぼりを作った職人となると、私の祖父や両親になってくることが結構多いので、自ずと先代の仕事ぶりを尊敬します。  
母は文字を書いていたので、ほんと「自分にはこんな立派な文字は書けないかも…」と、自信をなくしそうでもあります(苦笑

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。  
それではまたお会いしましょう。

コメントを残す