法被がないとお祭りにならないですよね

投稿者: | 2016年10月6日

しばらくぶりのブログ更新になります。

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毎年初夏から初秋にかけて、染物屋は主に法被の注文で溢れかえってしまいます。

今年はおかげさまで例年以上の法被の注文をいただきました。

法被(袢天)というのは、お祭りの日が決まっているので、染めて縫ってお客さまに納めるという流れで、納期が結構きつい場合が多々あります。よくあるパターンとしては、染めは早々に上がるけど、縫製に時間がかかるってやつです。

当たり前といえば当たり前なのですけど、染めるよりも縫う方が圧倒的に時間がかかります。

上の写真のように腰に青海波の柄が入っていて、これが前身と後ろ身で柄つなぎになっている場合は、仕上がったときにきちんと柄が繋がるようにきっちり裁断しなくちゃいけません。扱っているものが布なので縮んだり伸びたりしてることもあるんです。紙だったらそんなことないので楽勝なんですが…。

腰柄だけでなく、絵羽柄(身頃全体で柄つなぎになっている柄)の場合は、それこそキッチリ柄が全て繋がるように裁断していかなければならないので、時間だけでなく集中力もかなり必要になります。だからこそ、少しでも出だしを早くして縫製の時間に余裕を持てるように努めてます。

10月に入って秋祭りが各地で始まっているので、こちらもラストスパートです。

法被の注文をいただいてるお客さま、もうしばらくお待ちくださいね。

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