今年の自分をあらわす3つのキーワード(選択と集中)

投稿者: | 2014年12月29日

前回は「時間管理」について書きました。
今回は2つ目の「選択と集中」について書くことにします。

選択と集中

「今年1年はやなわけ染色で製造する商品のうち、法被(はっぴ)[袢天(はんてん)とも言う]に注力します!」と2014年の仕事始めの日に宣言しました。その甲斐あってかどうかはわかりませんが、2014年は本当にたくさんの法被を染めました。やなわけ染色始まって以来の、法被の仕事のラッシュでした。つまり、有言実行できたわけです。

しかし、正直なところ、「法被の仕事を集中してやる!」なんの根拠もありませんでした。ただ、「法被の仕事をたくさん取る!」ということをスタッフ全員に告知しただけでした。社内だけでなく、会う人会う人に同じことを繰り返し伝えていました。

名刺もいつもの名刺ではいけないと考え、「法被の専門家」とうたった名刺も作りました。もちろん、法被の専門家というのは嘘ではないですし、染め際や縫製には取引先やお客さまから、高い定評をいただいていたので、私たちがする仕事の一面に焦点を当てただけです。

他にもSNSでの投稿などで、【法被や袢天といえば、やなわけ染色】と思い出されるようになるべく頻繁に書いたりしました。2014年が終わろうとしている今、どうやって法被の受注率を上げたのか、正直わかりません。何が効果があったのか、それをはっきりと分析ができていないところが事実です。

しかし、ひとつだけ言えるのは、法被の受注率を上げたのは「今年は法被の仕事をとにかくたくさんやる!!」と宣言したことに起因しているということです。

まず、今年1年で成し遂げたいことを選び、そこにあらゆる企業活動を関連付けさせていく。法被という点がまず最初にあり、暖簾、神社のぼり、社寺幕、社旗といった他の仕事も、すべて法被に紐付けていく。私が取っていた行動は、これに尽きます。

支えてくれる人々に感謝

もちろん、それだけで受注が成立したわけではありません。
ひとつひとつの仕事は、やなわけ染色のスタッフが協力して成し遂げていってくれたものです。どんなに声高に「良い法被作りますよ〜!」と唱えても、それを現物にしてくれる人材がいなくては、絵に描いた餅でしかありません。

結局。私自身はきっかけを作っただけで、法被の受注を過去最高にするという偉業を成し遂げたのは、やなわけ染色を支えてくれているスタッフ全員の力です。やなわけ染色の仕事を支えてくれている社内外の人々に、心から感謝しています。

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