その法被まだ使えるなら、衿替えしませんか?

投稿者: | 2018年5月12日

ようこそ祭りのための法被と神社のぼりの染め元、やなわけ染色のブログへ
本拠地は日本一の山城、備中松山城のそびえる岡山県高梁市。
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本日の仕事

  • 神社の参道に立てる幟
  • 法被の出荷
  • 法被の衿替え
  • 関東の法被のデータ作成

などなど。

法被を新調したいけど予算がない

「法被を新調したいけど、なかなかその予算が取れない…」という話を時々聴きます。

たしかに法被を新たに仕立てるとして、リーズナブルな価格にしようとしたら、それなりの枚数が必要になります。

そういう場合、法被本体のコンディションが悪くなければ、「衿だけしかえますか?」という提案をさせていただくことがあります。

本体の法被が目も当てられないほどボロボロの状態だったり、裾や袖の部分が今にも破れそうなほど擦り切れていたり、法被の色そのものがかなり色褪せてしまっている場合は、さすがに「衿替え」の提案はできません。

しかし、法被の状態が良好であれば、衿だけ仕替えるのも一つの手なのです。

既製品の法被(身頃)に別注の衿を付ける

法被をイチから作るとなると、その型づくりから始まります。
そうなると、型起こしから取り掛かるので、そこそこ時間がかかります。

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町内の子供会用の法被で簡単にできないだろうか?

そういうときには、既製品の法被を使うのもありだと思います。
子供用の法被だと、一般に「小若」だったり「若連」などの衿文字が入っています。

特に「小若」は小学生ぐらいの子供たちを指してる意味なので、そのままでなんの問題もありません。

でも、「衿には○○○町子供会と、ちゃんと名入れしたい」というニーズもあります。

そういう場合には、前述の衿だけ別注として作って、既製品の法被に付いている衿と付け替えることもできます。

もちろん、子供用に限らず、大人用のものでも同じことができますよ。

昨今は少子化もあって、地元の祭りに参加する人の数も減ってきていますが、これからも祭りで子供たちが楽しそうに賑わっている景色を残していきたいですよね。

子供のときにはぼんやりとしか分からなくても、大人になってみると、子供の頃の思い出というのは、かけがえのない宝物だということに気がつきます。
大人として、親として、子供たちに「かけがえのない宝物」を残してあげたいですからね。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それではまたお会いしましょう。

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