段取り8割が大事

投稿者: | 2018年2月22日

ようこそ祭りのための法被と神社のぼりの染め元、やなわけ染色のブログへ  
本拠地は日本一の山城、備中松山城のそびえる岡山県高梁市。  
あなたの会社・お店の商売繁盛のために、毎日あれこれ作ってます。

本日のお仕事(昨日更新予定だったのですが、日が開けてしました(^_^;))

  • 某地方自体の市旗の捺染と仕立て
  • 奉納幕を仕立て〜納品
  • 祭り法被のデータ作成や捺染
  • 小さいサイズの神社のぼりのデータ作成 などなど

旗でも暖簾でも法被でもそうなのですが、とにかく準備が仕事の8割になります。

ここで言う準備とは、まず

  1. 染めの型を作成
  2. 染料の色合わせ
  3. 縫製前の裁断

などを示します。

これだけではないのですけど、やはりこの辺に時間がかかります。  
経験を積み重ねていくことで、仕上がりまでの最短距離を行くことができるのですが、それでもやはり時間はかかるものなのです。  

販促用の幟などでは、パソコンからデータを直接データに送って、巨大なプリンターでもって、ポリエステル生地に印刷するのが一般的になり、コストも随分と安くなりました。それでもって、フルカラー対応なので、デザインはほぼどんなものでも対応可能です。

そういったものが出てきたとき、「あ〜、ポリエステルのぼりは、これから9割9分ほとんどこっちに向かうんだろうな」と思ったものです。

その点、旗や暖簾、法被の染めは時間がかかります。  
だからこそ、私たち作り手としては、一つ一つに気持ちを込めながら作っていられる。そんな気がします。

型を作って、色を合わせて、縫製して…と白い晒生地がそれぞれの段階を経て、お客さまの求める形になっていく様は、蝶の卵が幼虫、蛹を経て蝶になるのと同じようです。

手間暇をかけたものが全ていいとは限りませんが、少なくとも弊社ではしっかり気持ちを込めて作ってます。  

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。  
それではまたお会いしましょう。

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