勝利を、信じろ。(千日発信修行3日目)

ようこそ祭りのための法被と神社のぼりの染め元、やなわけ染色のブログへ

本拠地は夏の気温が日本一になったことのある岡山県高梁市。

今日の気温は20℃まで上がりました。

20℃まで上がったとは言っても、今日の夕方はかなり冷え込みました。

吐く息が白くなるほど、夜は冷えて風邪を引きそうでした。

 

さて、タイトルの「勝利を、信じろ。」にピンと来る人も結構いるんじゃないでしょうか?

この秋から放送開始したテレビドラマ『陸王』のコピーです。

みなさん、『陸王』見てますか?

 

『陸王』との出会いは、テレビドラマの開始ではなくて、半年ほど前に遡ります。

というのは、私、柳分が地元岡山のマラソン、おかやまマラソンにエントリーをしたのはいいものの、なかなか走る練習ができない。時間がない上に、モチベーションも上がらない。そんなときに出会った本の中の1冊だったんです。

 

著者は『オレたちバブル入行組』から始まる半沢直樹シリーズや『下町ロケット』で有名な池井戸潤氏。テレビドラマでの『半沢直樹』や『下町ロケット』で、毎週日曜日に胸熱になった人も少なくないはず。

 

『陸王』も言わずもがな、地方の零細企業をやっている人間にとっては、胸熱にならない訳がありません。まぁ、自分も三十路を超えたくらいからかなり涙腺が脆くなってるのですが、四十路を超えて『陸王』なんて読むと、目頭が熱くなって字が読めないことも…(苦笑)。

創業100年を有する地方の零細老舗足袋メーカーである「こはぜ屋」が、生き残りを賭けた挑戦に打って出る。それが小説のストーリーラインです。

もう、この設定だけで地方の中小零細企業のオヤジたちの関心を鷲掴みにしているようなもんです。やなわけ染色も、印染をやっている地方の零細企業です。

法被や暖簾、社旗や校旗、神社のぼりだけじゃなく、タスキやハチマキの製造なんて、大企業は絶対にやらないでしょう。大企業でやるほど、美味しい市場ではないですからね。

でも、だからこそ、中小零細企業が生きる場所がそこにある。そして、何よりもこの印染という仕事の中にこそ、古来より続く日本の祭事文化が息づいている。

 

だから、守り続けなきゃならない。

 

しかし、何かを守り続けるためには、何かを新たに生まれ変わらせる必要がある。創業当時のものと同じものを作り続けているだけで、100年以上も企業を存続させることはできない。

一見矛盾しているように見えるけど、つまりは物事の本質自体は昔から変わらない。変わるのは、その本質の周りにある部分が時代ごとに変わって来るということ。

『陸王』のこはぜ屋さんは、足袋という日本の伝統的な履物が持つ素晴らしさを後世に引き継いでいくために、ランニングシューズ開発に乗り出していく。

やなわけ染色も例に漏れず、まさに今その挑戦に乗り出さなくてはいけない時期に差し掛かっている。目に見えない日本文化を後世に残していくために、目に見える部分を変えていく。

 

旗やのぼり、暖簾や幕が何のために生まれたのか?
どうして日本人は祭りに法被を着るようになったのか?

 

そういうことを日々、自分たちに問いながら、これからも印染を続けていきます。

 

ところで、実は『陸王』の前に『ザ・ロングラン〜人生を走り出す日まで〜』という本を読んでいまして、こちらは元アル中&薬物漬けの著者ミシュカ・シュバリー氏がふとしたきっかけで走り始め、やがて完全に禁酒し、100キロを走り続けられるような超長距離ランナーに生まれ変わる、という本当のお話。

この本についても、そのうち書こうと思います。

それではまたお会いしましょう。

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