暖簾のスタイルには二通りあります。

投稿者: | 2015年4月20日

日本には暖簾をかけるという文化がありますよね。

海外ではあまり見かけない習慣だと思います。

なぜ暖簾が日本が始まったかの起源について書くのは、また別の機会にするとして、今日は暖簾のスタイルについて書いておきます。

▪️暖簾には二通りのスタイルがある

商店街などで暖簾を注意深く観察してみてください。大きく分けて二つの種類があることに気がつくと思います。

ひとつは棒(竹竿)などを通す部分に、ズボンのベルトを通すループのように布を縫い付けているもの。このループ状の布は「乳(チチ)」と呼びます。

もうひとつは同じく棒(竹竿)を通す部分を袋状に縫っているものです。
私たちは「棒袋(ぼうぶくろ)」と呼んでます。

図で示すと下のような感じになります。

これがチチのついているもの。

そして、こちらが袋状になってあるもの。棒袋です。

どちらがどう機能的に優れているとか、そういうものは特にありません。

しいていえば、チチをつけているものが関東の仕立てになり、棒袋のものが関西の仕立てになります。

棒を通す際に、関西仕立ての方が幾分か楽かなぁ…と思いますが。。。

いずれにしても、暖簾は日本の文化の一端を担っていると思います。なので、これからも日本の文化を下支えしていくような仕事をしていきます。

コメントを残す