染物屋は水をたくさん使います。

染物屋というのはどこも同じだと思いますが、かなりの量の水を使います。

 

まず、染料自体に水が必要。 

絵の具を想像してみてください。チューブからパレットに取り出した絵の具をそのまま画用紙に塗り付けたりはしないでしょう。まぁ、そういう塗り方もあるとは思いますが、基本的には水を足して延ばして塗っていくはずです。

そういう意味で、まず染料に水が必要。

 

そして、もっとも水を多く使うのが染めた生地を洗う工程(業界用語で「ソーピング」と言います)です。

大型の洗濯機(コインランドリーなどで見かけるような感じのもの)で10メートル程度の染色済みの生地を3〜4枚洗うので、使用する水の量は家庭における洗濯に使用する比ではないです。

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ここの工程はかつては川などで行われていた部分で、染め物というと川でじゃぶじゃぶと洗っているイメージを想像する方もいらっしゃると思います。

しかし、時代は変わり、いま川でそんなことを使用ものなら、すぐに通報されてお巡りさんに連れて行かれる(?)でしょう。

このソーピングの工程をきちっとしておかないと、ハッピや暖簾の白抜きの部分にぼや〜んとした色むらができます。正直なところ、弊社でも完璧に色むらを防ぎきれていないところがあります…。だから、1度の洗濯でダメなら、2度目の洗濯をします。それだけしっかり洗っておかないと、お客さんにいいものをお渡しすることができませんからね。

 

たくさんの量の水を使うわけですから、水道代が大変なことになるはず…なのですが、弊社には井戸があるので工場で使う水に関してはお金がかかっていないわけです。

もちろん、タダだからって無駄使いは当然していませんよ (`・ω・´)キリッ

“染物屋は水をたくさん使います。” への2件の返信

  1. こんにちは。わたしは現在大学生のものです。
    いま大学の課題で染め物について調べているなかで、このブログを拝見させていただきました。
    御社では井戸水を有効利用されているとのことですが、ソーピングや染める作業などの工程に置いて、1ヶ月に総じてどのくらいの水量を使うのでしょうか。
    おおよそでよいので差し支えなければ教えていただきたいです。
    よろしくお願いします。

    • >栗原さん

      コメント、ありがとうございます。
      大学の課題で染物について調べられているのですね。
      弊社でどのくらいの水量をソーピングや染料に使用しているか?ということですが、申し訳ありませんが実際の水量は今すぐには分かりません。

      洗濯機で使用する水量をひと月で考えてみて、単純に計算しても10~13トンくらいの水は使用しているのではないかと思います。

      実際にどれくらいの水量を使っているか調べてみます。詳細が分かりましたら、またここで報告させていただきます。

      質問ありがとうございました。

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